The Day in a Life

…と日記には書いておこう

Eric Clapton / Jeff Beck

Beck と Clapton の来日公演決定のハナシを知った時、旅行の予定も決まってなかったので、どちらも行くツモリがなかった。もしかしたら、どこかで、どちらかがどちらかのコンサートに飛び入りするんじゃないのか?と思ったりもして。チケットとったとしても、自分が行かない日にそんなコトがあったりしたらイヤだなぁ、とか思ってた。
旅行の予定が決まった頃、ジョイントコンサートが決定し、それが旅行の日程に被ってなかったので、予約してみた。予約したはいいが、今のこの二人がどうやって一緒のステージを作るんだろ?とイチマツの不安を抱えてて。まぁ、この二人が同じステージに立ってる画が生で見れるだけでいーじゃないか、と自分に言い聞かせて当日を待ってました。

当日は Jeff BeckEric Clapton、Clapton + Beck の三部構成。Clapton + Beck はどちらのバンドがバックを勤めるんだろ?混成?
席は二階席で、ステージの真横。ドラムをフロアタム側からながめる感じ。距離にして 40m くらい。ドラマーのスティックの握りがすんげーよく見えましたけど、ドラマーじゃない自分には、猫に小判ちゅーか。
→の写真は転換中のもの。Abe Laboriel のドラムが出てきて据えられたところ。

まずは Jeff Beck

  1. The Pump
  2. You Never Know
  3. Cause We've Ended As Lovers
  4. Stratus
  5. Angel
  6. Led Boots
  7. Goodbye Pork Pie Hat - Brush WIth The Blues
  8. Freeway Jam
  9. Blue Wind
  10. A Day In The Life
  11. encore: Peter Gunn Theme

衣装がダサい(苦笑)。なんかねぇ。70年代の変身ヒーローものの変身前の姿か?とゆーよーな感じ。他の面子は昨日見た Ronnie Scott's の時と同じよーな感じ。
「Cause We've Ended...」はやっぱりもう Tal の曲になってました。曲後、二席ほど隣で「たるちゃーん」という野太い声援が上がってました。「ちゃん」つけても判らんのじゃないか(笑)?
「Freeway Jam」と書いてますが。Tal がステージ真ん中に出て来てリズムを刻みはじめ、Beck が近寄ってって Tal のベースの低音弦を弾き始める。Tal はメロディを弾き始め、そのウチ「Freeway Jam」になだれ込んで行くという構成。Beck はギターを弾きません。コレ、2/11 に Beck の機材トラブル中の間をもたせるタメに Tal のベースを二人で弾いたっつーハナシを聞いてたんですが、それを練ってこーゆー形にしたんじゃなかろーか?他の日もこんなんやってたんですかね?
約 45分で本編終了。なんか物足りない感じ。三部構成だからアンコールやんのかな?と思いつつ手拍子してたら、出て来て「Peter Gun Theme」。ちと短かったけど、面白かったです。

ステージが組み替えられ、 Eric Clapton

  1. Driftin'
  2. Layla - unplugged version
  3. Motherless Child
  4. Running On Faith
  5. Tell The Truth
  6. Little Queen Of Spades
  7. Before You Accuse Me
  8. Cocaine
  9. Crossroads

なんか、こー、盛り上がりに欠けるとゆーか。イマイチ、イマニ、イマサンつーか…。短い時間で上手く構成を作れてない感じ。ブルースが複数曲あったりしても、同じようなテンポとリズムばっかだし。
Doyle はバンバンとソロを振られてるがパっとせず。Willie はこーゆー感じの曲には向いてなさそーな感じだし。けど、Abe Laboriel Jr.がよかったです。ここ 20年くらい Clapton が来る度に見に行ってますけど、個人的な好みで言うと、この 20年の中で一番 Clapton バンドに向いたドラマーかもしれません。

Clapton バンドが終わり、メンバーがステージを降り、そこに Beck の機材だけが追加される。Clapton バンド + Jeff Beck という形の第三部。

  1. You Need Love
  2. Listen Here - Compared To What
  3. Here But I'm Gone
  4. Outside Woman Blues
  5. Brown Bird
  6. Wee Wee Baby
  7. encore: Want To Take You Higher

失敗でしょ、コレ。ブルースだらけ。単純だからやり易いのかもしれないけれども、Clapton のセットの中盤をぶっこ抜いてこっちに回したのか?って感じ。どこでどう盛り上がっていいのか判りませんでした(苦笑)。
Curtis の「Here But I'm Gone」が聞けたのはよかったけど、ホンモノ通りのアレンジとゆーか。もちょっとなんとかならんかったのか?
アンコールは Sly & The Family Stone の「Want To Take You Higher」。歌はなくて。コーラスの「♪Hihge〜r」だけでした。歌えよ > Clapton
「Going Down」とか「People Get Ready」とか、Jeff Beck のレパートリーで歌のあるのをやるとかってのがあってもよかったんじゃないの?もしくは Jimi Hendrix の曲とかさ。
ジョイントの方は、なんだかすんごく不完全なショウを見せられた気分。こんなのやって恥ずかしくないのかなぁ?うむー。ってなワケで、すごく残念な時間でした。