梅津和時 KIKI Band のウチ、ドラムが Grace ってヒトに代わってるという面子でのライブがあるというコトで、行ってきました。
店に向かう前に電話で前売りが残ってないか?と聞いてみたが、当日券のみ。けど、席は予約できました。で、行ってみたら、ギターアンプの真ん前。鬼怒さんの至近距離。なんか、こちらが緊張しました(苦笑)。
誰がバンマスなんだ?ドラマーをすげかえた新しい KIKI Band の試運転なのか?と思っていたのだけれども。ちょと病気をされてた鬼怒さんの快気祝いのライブとのコトで。みなさんで曲を持ち寄り、KIKI Band の曲は梅津さんが作った未発表のモノが一曲だけ。他は Coil の曲や鬼怒さんのソロ「Wild Life」の曲や Graceさんの曲やカバー。ので、KIKI Band っぽいけれどもやっぱりそうではないライブでした。
Grace さんのドラムはカッコよかったですよ。で、一曲で全力を出し切っちゃうように叩いてて。自曲では歌うコトになってるのに、その前に息が切れちゃってて(笑)。鬼怒さんに「そんなんで沢田さんの 6時間ライブ(Graceさんは現在沢田研二さんのバンドでドラムを叩かれています)、よく叩けたねぇ」と言われると「あと 40曲残ってるとか見ちゃうと、抑えるしかないでしょ、そこは」と返してました(笑)。
梅津さんは「横浜来るんだったらリーゼントにしてこなくちゃいけなかったかな?」とか言って笑いをとってました(笑)。いつも通り素敵なサックスでした。
早川さんは Ibanez MC924 を二本用意してたんですが。ウチ一本は、Ibanez が 30周年記念とかで NAMM で展示するタメに作ったスペシャルモデル。指板のインレイが凝りに凝った造りになってて。NAMM の展示が終わった後、早川さんに寄贈されたそーです。Ibanez、エラい。もしかしたらそのウチ、早川さんのページに載るかも?
早川さんもいつも通り、ぶっとい音でぶいぶい言わせてました。
鬼怒さんですが。以前見た時はコンパクトをいくつかつないでたんですが。今回は BOSS のマルチ、GT-10 になってました。音ヌケがちょっと悪くなったように感じたんですが、それはドラムと近過ぎたからかもしれません。30人も入ればいっぱいになっちゃう店で、サックスと声以外はマイキングなしでしたしね。
今回は折角近くで見れたので、色々観察してきました。トーンもかなり頻繁にイジるコトが判明。
で、ちょっとびっくりしたんですが。鬼怒さん、歌いました。いずれもブルース。「Spoonful」と「Hoochie Coochie Man」。ブルースとはいえ、滅茶苦茶アバンギャルドな激しいモノになってました。カッコえぇ。自分もあんなふうに弾けるようになりたい。
ライブは 1時間ずつの二部構成。たっぷり楽しみました。本人達も楽しかった模様で、またこの面子で何かやりたいと言ってました。こちらも是非またこの四人でのライブが見られるコトを期待してます。
物販で鬼怒さんのバンド Salle Gaveau と Bondage Fruit の CD を一枚ずつ買ってきました。こちらはどーだろ?耳に合うかなぁ?