コトの発端は旧くからの友人との twitter での会話。PC のモニタースピーカ探してたら、YAMAHA THR10C を薦められて。「ゆるさ加減が気持ちいい」「シミュレータというよりなんちゃってチューブアンプ」ということだったんだけれども。「ゆるいチューブアンプだってあるじゃない。何もシミュレータじゃなくても。それこそ Fender Champ とかさぁ」と思ってしまったコト。
まぁ、前々から 5F1 と呼ばれる Fender Champ が欲しい病は患ってて。だけど、ゆるく使いたいと思ってても、市場がそれを許してくれてなかったり。こうなりゃキット買って自作かねぇ?とか何度も考えてきたワケなんだけれども。いっちょ本腰入れるか、と。まずはアンプ部だけで、キャビとスピーカーは後から仕入れてもいいじゃん、と。
んで、ヤフオクで Champ を検索してたりしたら、980円スタートの Fender Vibro Champ を発見。音が出るかどうか判らんという代物。これならけっこー安く落とせるんじゃね?と思って入札。しかし、入札してみたはいいが、Vibro Champ は 5F1 と違って歪み難いとかってなハナシを読んだりして。やっぱ 5F1 とは別物なのかねぇ?ま、流れちゃってもいーやみたいに思ってたんだけど。回路図漁ってみたら、5F1 と Vibro Champ のアンプ部の違いはトーンの有無くらい。これ、Vibro Champ にトーンカットスイッチ増設するのはどーだ?と。するってーと Vibrato 付きの 5F1 にもできるじゃん、と。そんなワケで、本気で落としに行ってしまいました。
結果。思ってたよりも高くなっちゃったけど、落札できちゃいました。シリアルは A48860。http://vibrochamp.org/ こちらによれば、1975年製の模様。
届いたのが本日午前。
事前に dahnishi さんに写真を見てもらったら、パワー管がないコトに気付いて教えてくれたので、予め 6V6 を発注してたんだが、今日は受け取れず。点火は翌日にしてまずは点検がてら掃除してみた。
パワー管がないだけじゃなく、スピーカーケーブルの一方が何故か Vibrato Switch のジャックに突っ込まれてる。なんじゃこりゃ?引っ張ったら抜けたけど。
シャシー内部。焦げ付いたり破裂したりって部品はなさそう。
箱だけにして、中性洗剤を水で薄めたものに雑巾を浸し、外装をそれで拭きまくる。写真撮った後にハンドルも取り外したんだけど。裏側が真っ茶色でした(苦笑)。
気付いたらスピーカーのコーン紙がこんなことに。どうも洗剤薄めた水がたれた模様。
トランスが干渉するのでこうなった(した?)模様。なんかお粗末だな。
スピーカーに書かれた情報。メーカーどこだろ?純正なら Fender って書いてありそうなもんなんだが。リプレースされた?
ノブも外して、パネルを水拭き。すげー汚れてた。ノブに隠れたとこはピカピカなんだが、そうでないところはこんなふうに雲がかかってるみたいになってる。これって落とせないのかな? dahnishi さんからはブレーキクリーナーを薦められたが…。
ノブも水拭きで綺麗綺麗。
コンセントプラグの形が可愛い。
サランネットの汚れもとりたいが。今日はロゴのパネルを外して、プレートを洗うにとどめる。
切れてたスピーカーケーブルをつなぎ直す。RCA ピンってのは色々と具合が悪いので、そのうちフォンに換えてしまおう。
スピーカーの直流抵抗は 2.8Ω。このくらい出てればダイジョブでしょう。
組み上げ。ちょっと綺麗になったかな?今日はここまで。続きは明日真空管が届いたら。