The Day in a Life

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改造作業


まず 10uF の電解コンデンサを無極性のものに。ちょっと拘って MUSE ってのを調達したんだけれども。この通り、元のよりデカい。他の部品の上に乗っかっちゃったりしたんだけれども、まずは構わず作業続行。
セラコンとシルバーイカの交換は、シルバーイカの方がデカかったけど特に問題なし。


増設スイッチ周り。右が、トーンが効く周波数の値を切り替えるための Phat Switch。左は、クリッピングダイオードの種類を切り替えるためのスイッチ。


スイッチ配線完了。


クリッピングダイオード切換えのために、元々載ってるダイオードの足を浮かす。これと、増設スイッチ部のダイオードを切り替えるワケです。

完成してケースに仕舞ってみたんだけれども、増設スイッチと MUSEコンデンサが干渉してる感じ。結構キツく押さえつけないと裏蓋が閉まりません。んで、ちと、基板、歪んでます(苦笑)。元のと同じ大きさの無極性コンデンサって、なんかないかなぁ?


音出し。
左のペダルが外されてるのが自分の改造品。右の LED が明るいのが dahnishi さんから借りたほとんどノーマル品。この二つを、パッシブのラインセレクターで切り替えながら音の比較。
つか。一聴瞭然。太くて鮮明。改造品で気に入った音作ってから、未改造品のツマミを同じ位置にして切り替えると、アルミホイルをくしゃくしゃしたよーな音に聞こえてしまう。
また、Gain と Tone を改造品と未改造品で同じにして、聴感上同じ音量にしようとすると、未改造品の Level は一目盛り上げないとイカンかったです。
いやぁ。改造してよかった。

で、改造品の各モードについて。
まずは Phat スイッチの方。音の重心が若干下がります。これはどっちもアリだなぁ。TPO で使い分けるのに便利そう。
クリッピングダイオードの切換えですが。効果、全くありません(苦笑)。配線間違えてる?と何度も見直したけれども合ってるし。またもうちょっと違ったダイオードでも使ってみようかしら?

んで、考察。
ここで引用してる Keeley が発表してるモディファイを施したワケだけれども、一つ一つチェックしていってみます。一応、回路図へのリンクも示しておきます。ここ
D3 を変更して非対称クリップのおかげで、音がツブれ過ぎず、太くて鮮明になってるんじゃないかな?と。Tube Screamer のモディファイの時にも、クリップ部分が非対称なモードの方が好みだったし。
D7-10 の件。これ、今回はスイッチ増設して対応したワケだけれども、効果薄し。いあ、まー、Keeley さんも「Although the change is slight, I like it.」って書いてるもんね。ほんのちょっとしか変わらなくて、俺の耳にゃー判らんのかな?もしかして、クリッピングダイオードの切換えスイッチ、D3 の方につけた方がよかったのか?
無極性のコンデンサにすると、音はどう変わるんでしょね?このへんご存知の方いらっしゃったら教えて下さいな。
C14 のおかげで音の重心が下がったんじゃないかな?
C100 の改造を適用すると OD-3 と同じになってしまうそーな。ので、OD-3 を持ってるヒトは、あえてこれを適用せずに、素直に OD-3 使った方がいいのかもしれない。
セラコンをシルバーイカに交換するのも、どれくらい効いてるんでしょうかね?音のとげとげしさがなくなるとのコトだけど。とげとげしいからこそ BD-2 なのかもしれないし。
ってコトで、D3、C14、C100 の適用だけでもけっこー効果あるんじゃないのか?コレだけなら、実費 85円。安いもんだよなぁ。

ってコトで、BD-2 改造はこれにて一段落。