私的日本三大ロックンロールバンドといえば。RC Succession と The Street Sliders と The Rokkets。そのバンドのギタリストを一度に見られるなんて、そんな機会、滅多にあるコトじゃないだろ?しかも 3,500円。ありがとう。町田市文化・国際交流財団さん。
物販では、麗蘭、シナロケ共 CD やら DVD やら本やら。シナロケの方は Tシャツとかバッジも売ってた。麗蘭関係の Tシャツとか欲しかったんだが。なくて残念。シナロケのバッジを買う。CD や DVD は、自分が何を今持ってるか判らなかったので、amazon とかで買うコトにする。
まずは麗蘭。
席は前から8列目で通路の側だったんだけれども、出囃子(?)が鳴り始めた時、他のお客さんから声をかけられた。「前から二番目のあの席(指差す)なんですが。代わってもらえませんか?」と。どうも、自分の隣の席のヒトと知り合いで、二人で並んで見たいヒトのよう。即答オッケー。ってなワケでかぶりつき。蘭丸の真ん前。
生チャボ、生蘭丸、共に初体験。つか、高校生の時に好きになって、見る機会が巡ってくるまでこんなに時間がかかるとは思わなかった。念願、やっと叶いました。チャボは想像通りだったけど、蘭丸はちょっと。おっさんやなぁ、と(苦笑)。いや、だけど、感無量なコトには変わりない。
セットリストはこんな。
- ミッドナイトブギ
- HUSTLE
- I Call Your Name (The Beatles)
- 光るゼブラのブギー
- Harlem Shuffle (The Rolling Stones)
- スピリッツ?
- メンバー紹介
- Get Back
全体的にファンキーな感じ。最近の蘭丸の好みのせいなのか?最初の二曲、好きな曲だったので、すごく嬉しかった。カバー二曲は、ここんトコのチャボお得意の、日本語の詞をあてるヤツ。
チャボは終始 MC で「マコちゃんと一緒にやれて嬉しい」とご機嫌。蘭丸はいつも映像で見られるように、クール。だけど、チャボに寄り添ったりしながら弾いてるので、機嫌はいいんだろう。
やっと見れたよ、麗蘭。ジョイントってコトで時間はちょっと短く一時間くらいだったけど。次はフルサイズで見たいなぁ。
続いてシナロケ。
出囃子が終わって、舞台袖から The Rokkets が走り込んできた。鮎川誠の手には当然 Les Paul Custom。神器と呼ぶに相応しいこの楽器。ご本尊と言ってもいいかも。中学生の頃から恋こがれて。やっと生で拝むコトができました。ありがたや。
多分、自分が一番よく聞いた邦人のアルバムは、鮎川誠の「クール・ソロ」だと思う。で、このバンドの面子は、そのバンド+もう一人のギターの渡邊信之。この点も感無量。そうそう。ギタリストも楽しみだったんだけど、ベースの浅田さんを見られるのもすんごく楽しみだったのだ。終始ニコニコして、シンプルでシュアながらカッコいいフィルイン。くぅ。イカす。
セットリストはこんな。
- Batman Theme
- Virus Capsule
- Sweet Inspiration
- Happy House
- Jet Coaster
- Planet Guitar
- Japanik
- Pin-up Baby Blues
- Lazy Crazy Blues
- Lemon Tea
- You May Dream
最初三曲、ケツ二曲は知ってる曲。しかも好きな曲だけに嬉しかったなぁ。
マコちゃんは、テレビで見る方が大きく見えるなぁ、と。サングラスの向こうの瞳はいつもキラキラしてました。ギター弾くのが楽しくて楽しくてしょうがないって感じ。と、MC を何度もとってました。Sheena が喋ろうとしてるのを制してまで。だけど、こう、喋り出して、喋ってるウチに気分がどんどん高揚してっちゃって、途中から何がなんだか判らなくなって、たどたどしくなって、言葉がでてこなくなって。だけど、こう、何を言いたいのかが伝わってきて。いやー。すんげー愛らしいぞ。コレ見ちゃったら、誰もがマコちゃんのコト、好きになると思う。これまで鮎川誠と呼んでたけど、これからはマコちゃんと呼ばせてもらうコトにする(笑)。
こちらも演奏時間は一時間くらい。
アンコールは全員出て来てセッション大会。
- Sha La La (Manfred Mann)
- Route 66
- Satisfaction (The Rolling Stones)
- Johnny B. Goode (Chuck Berry)
最初の二曲は、チャボがボーカル。日本語歌詞あてて歌ってました。後の二曲はマコちゃんと Sheena でボーカル。全部で正味 30分くらいかな?
「Johnny B. Goode」の前。マコちゃんが MC。チャボは The Beatles の来日公演に行ったコトを自慢するが、そん時自分は九州でテレビを見てた、The Beatles がチューニングを終えて合図もなく一斉に振り向き弾き始めた曲が Chuck Berry、「Rock'n Roll Music」、と。そこまでマコちゃんが喋った時、マコちゃんを除くステージ上のメンバーが全員「え?その曲やんの?」とか「えーと、どーだったっけな?」って顔になった。続けてマコちゃん、だけど今日はその用意をしてないんだ、と。ステージ上も客席もズッコケました(笑)。
アンコール。チャボは Fender Telecaster Thinline を弾いた。このコンサートに行く前、チャボのページで楽器のコレクション見てて。この Thinline については「実戦で使うのは難しい」と書かれてて。ので、このギターがでてきた時はびっくりして、けど同じ Thinline を愛するモノとしてすごく嬉しかった。
最後はマコちゃん、ステージの端ギリギリまで出て来てソロ弾いてた。最前列に詰めてたお客さん、おそるおそるギターに触ってた。マコちゃんも喜んで触らせてた。いーなー。自分の前には最前列の椅子があってそれ以上前に出られなくて、触れなかった。触りたかったなぁ。
シナロケも麗蘭も、「町田、ありがとう」と言ってた。いやいや、こちらこそ町田に来てくれて、ありがとう、だ。また来てね。