The Day in a Life

…と日記には書いておこう

The Ventures @ 津幡町 シグナスホール


ウチの近所の町営文化会館シグナスのホールに The Ventures が来る、ってコトで、まぁ一回見ておくかってことで行ってきました。

年齢層は高かったです。これは主催とか会場とかそーゆー要因もあるんだろうけれども。

一曲目の Pipeline が始まって、びっくりした。今まで見たどのコピーバンドの演奏よりダメ(苦笑)。
ステージをウロウロしながらリズムギターを弾くリーダーの Don Wilson。拍頭がわかんなくなってます。音の強弱もめちゃくちゃです。なにかってーとテケテケやるんだけど、弾き方によっては粗の目立つぎゃりんって感じの音色で雑〜に弾くもんだからなんじゃこりゃ?と。こう、The Ventures 好きなギター弾きの人達って、このテケテケをいかに上手く弾くかってコトに心血注いでるって印象なんですが、もうね、すごい破壊力。あの人達の苦労はなんなのか?と。本家、すげーよ。世のコピーバンドの方々はこの演奏見てどう思うんだろうか?
他のメンバーはとりたてて下手なワケじゃぁないんだけど、なんかまとまんないなぁって感じで 40分経過。一曲一曲が短いんで 10曲以上はやったと思うが。そこで一旦 15分の休憩。

いやぁ、ヤバいトコ来ちゃったよ、なんて思いながら後半開始。
緞帳が上がると、ベースの Bob Spalding はサイレントな縦ベ、リードギターの Gerry McGee はエレガット、Don はスティール弦のアコギを抱えて座ってる。アンプラグドっちゅーヤツか?と思いつつ、期待せずに見てたら、これがすごくまとまってて、演奏内容もよくて、すごくよかった。なんだよ、おっさん、やればできるんじゃん、と見直した(笑)。

疑似アコースティックが終わり、またエレキに持ち替えた時には、Gerry がベース、Bob は Jazzmaster を抱えてて。この編成もすごくまとまりがよくって、いい感じ。Don は相変わらず間違えたりなんだりしてたけど、ちょっと音量下がってたから無視できたつーか(苦笑)。その編成で数曲やった後、また Gerry がストラト、Bob がベースという最初の編成に戻ったんだけど、いい感じの演奏見た後だと、なんか許せるよーになってしまいました(笑)。
なんつーか、ギターの演奏スタイル&内容では Gerry の方が好みなんすけど、Gerry を生かすにはもう一本ちゃんとしたリズムギターが必要な感じ。Bob は正確で、リズムギターがなくても一本でちゃんと完結させててる感じ。これねぇ。Don を首にして、新しいベース入れて、Gerry と Bob の二人ギターにするってのが吉だと思うんだが…まぁ、そりゃぁ無理か。
この二人はどちらもいい音させてました。FenderRoland JC が積まれてて、どちらがどのアンプを使ってたかまでは判りませんでしたけど、終始歪みなし、たまに足元の Chorus 入れるくらいでした。

アンコールではドラムの Leon Taylor が大爆発。ドラムソロの後、腰につけたエレドラのパッドを叩きながら客席乱入。客に叩かせたりして盛り上がってました。

前半 40分、後半+アンコールで 1時間。休憩あわせて 2時間。最初はどうなることかと思ったんですが、終わってみればなかなかいいコンサートでした。