The Day in a Life

…と日記には書いておこう

ステンレス vs ニッケルシルバー

元々サテンフィニッシュだったのに、30年も使ってつるつるになってしまったネック。どうにかならんかな?と思い、スポンジやすりで撫でてみようと思い立ち、1200番くらいのを買ってきてみる。
思えばビリヤードやってる時、これでキューをよく擦ってたなぁ。あの時は手垢で滑り難くなってるののメンテという感じだったけど。
光沢がなくなるくらいやすってみる。触った感じ、ちょっと滑り難くなったかなぁ、という状態。塗装を削り過ぎるのが怖いのでまずはここまで。弾いてみたらこれがすごく調子がいい。次に弦を交換する時は指板もやっとこう。滑り過ぎて、チョーキングした時に弦に負けて指が戻ってきちゃうんだよなぁ。ステンレスになったからそれが顕著になったかも。

さて。ステンレスフレットの感想。カミさんのギターと弾き比べてみて気付いたこと。
まず、押弦の心地…とゆーか、チョーキング時に顕著に感じるんだけど、ステンレスはすべすべ。ニッケルはザリザリつーか、摩擦を感じる。もしかしたら、「ニッケルは柔らかい」って先入観からきてるのかもしんないけど。これはいい悪いではなく好みの問題かなぁ。ザリザリなのがいいって時もあれば、すべすべの方がいいって思う日もありそう。
次に反応。弱く弾いた時と強く弾いた時の違い。ステンレスは音質の変化を感じないけど、ニッケルは強弱で低音の出方が違って感じられる。つーても、ネックから感じる話なんで、アンプからの出音には影響なさそう。これもどっちがいい悪いじゃないなぁ。音質の変化がない方が扱いやすいこともあるし。
この2点で、今はステンレスはなんだか味気なく感じてる。弾き心地と反応。長年ニッケルで慣れてるから、最初からステンレスだったらニッケル弾いて「なんじゃこりゃ、安定しないぞ」って思ってるかもしれんが。思えば、タイラーとか高級ギター弾いた時、なんだか安定し過ぎてて弾いてる気がしないぞ、って思ってたんだが。そのへんのもステンレスだったはず。
てことで、現状、何がなんでもステンレス派にはなれなさそうだ。もうやっちゃったギターはこのままにしとくとして。次にフレット交換するギターはどっちにするか悩んじゃうなぁ。